またPHPファイルを保存する場所と、ブラウザから実行する時のURLの関係を意識して進めてください。とても大事です。
PHPはウィンドウズに付属のメモ帳でも書けますが、「teraPad」というテキストエディタを使うと便利ですのでインストールしておくことをお勧めします。teraPadについては以下の記事を参考にしてください。Javaについての記事ですがPHPの場合でも当てはまります。
http://sunjava.seesaa.net/category/3502889-1.html
【1】マイコンピュータから C:\phpdev を開きます。
*「\」はWindowsではエンマークのことです。
【2】www フォルダを開きます。
【3】www フォルダの中に test フォルダを新規作成します。
今後はこの test フォルダの中にサンプルプログラムを保存します。
【4】test フォルダの中に sample001.php を新たに作成します。
*「\」はWindowsではエンマークのことです。
保存先 C:\phpdev\www\test
ファイル名 sample001.php
<html>
<head>
<title>sample001</title>
</head>
<body>
<?php
print("こんにちは");
?>
</body>
</html>
*よくありがちな間違いがファイル名が sample001.php.txt となってしまうことです。拡張子に注意して下さい。
【5】C:\phpdev にある 2K-NT-XP-phpdev_start.bat をダブルクリックします。
このバッチファイルは毎回使いますので、デスクトップにショートカットを作成しておいたほうが便利です。
【6】phpdev が起動しました。これで Apache、PHP、MySQLが使えるようになりました。
同時にブラウザも起動します。アドレスは http://localhost/ です。
画面が上手く表示されない場合は、ブラウザのアドレスに http://localhost/ と入力し、「移動」ボタンをクリックします。
画面が表示されたら準備OKです。
【7】作成したPHPプログラムを実行してみましょう。実行するにはいくつか方法があります。
・方法1
ブラウザのアドレスに http://localhost/test/sample001.php と入力し、「移動」ボタンをクリックします。
・方法2
http://localhost/ で表示されている test フォルダをクリックします。
sample001.php をクリックします。
上記どちらの方法でもかまいませんが、URLを入力する方法に慣れていたほうがいいです。
【8】PHPプログラムが実行され、画面に「こんにちは」と表示されれば成功です。
【9】phpdev を終了するには「閉じる」ボタンをクリックするだけです。
【解説】
(1)PHPファイルの保存場所と実行時のURLの関係
今回最も重要な点ですが以下の2つが対応しています。
・ブラウザのURL http://localhost/
・フォルダ C:\phpdev\www
つまり、C:\phpdev\www イコール http://localhost/ の関係になります。
例えばwwwの中にtestというフォルダを作った場合は、http://localhost/test/ でアクセスします。
(2)<?php ?> で囲む
PHPはHTMLの中に埋め込む形で使われるのが一般的です。HTMLの中でPHPのタグで囲んだ部分はプログラムとして解釈して実行されます。
*逆にPHPでHTMLを書き出すこともあります。
(3)PHPファイルの拡張子は必ず「.php」にします。「.txt」や「.html」では実行できません。
(4)print()で画面に表示しています。文字列は「"」ダブルクォーテーションか「'」シングルクォーテーションで囲む決まりがあります。
以下のように書けば、PHPでhtmlを出力することもできるわけです。
print("<html>");
(5)PHPの実行時にソースコードを見るとPHPの働きがよくわかります。
画面をマウスで右クリックし、メニューから「ソースの表示」をクリックします。
少しレイアウトが崩れていますが、sample001.php とソースコードを比べると、PHPの部分は結果だけが表示され、プログラムは見えないことがわかります。
サーバーではPHPの部分を処理して、最終的にクライアントのブラウザにはHTMLとして返しています。